壱岐島のクラフトビール!ISLAND BREWERY訪問記(その3)

長崎県・壱岐島のブルワリー「ISLAND BREWERY」を訪ねた2泊3日の旅の記録です。(→その1その2
今回は2日目の後半を振り返ります。(現地訪問日:2025年2月)

サウナ→ビール→食事→宿泊がすべて揃う十字路

前回記事(その2)で訪れた湯本温泉を後にし、自転車をこいで勝本浦へ戻ってきました。

写真はISLAND BREWERYの建物横に増築された新しい工房棟。これらの醸造設備については、次回(その4)のレポートをお楽しみに!

ISLAND BREWERY(写真:手前左)のある一角には、向かい側にもレトロモダンな建物が立ち並んでいます。

ISLAND BREWERYの正面には、レストラン「蔵呑み処らんぷ」があり、その隣にはサウナ付き宿泊施設「LAMP壱岐」があります。つまり、サウナで心身を整え→ビールを流し込み→レストランで食べて→すぐにベッドにDIVE!という夢のフルコースがこの十字路に詰まっているのです。

サウナ付き宿泊施設「LAMP壱岐」

では実際に、夢のフルコースをお目にかけましょう。まずは「LAMP壱岐」にチェックイン!

木造3階建ての旧旅館をリノベーションした建物で、築100年近い梁や床材をそのまま活かし、落ち着いた和モダンの趣があります。

昔ながらの懐かしい和室に、ふかふかのベッド。

屋上にある貸切サウナ(要予約)からは、勝本浦の港町が一望できます。

サウナ室は、フィンランドのサウナストーブを採用した本格派。200kgものサウナストーンが体を芯から温めてくれます。

今回、ISLAND BREWERYの原田さんにご紹介いただいた島民のおじさま達と合流し、計3名でサウナを楽しみました!

サウナで「ととのう」という感覚が分からなかった僕ですが、ここで外気浴をして初めて実感できました。外気浴ってこんなに心地いいものなんですね!

外気浴のコツは「水風呂後に身体を拭くこと」「タオルで身体をくるむこと」だと教えてもらいました。確かに、すごくととのった…!

「サウナ→水風呂→外気浴」を3セットやり切った我々は、満を持して次なる場所へ…。

ISLAND BREWERYのタップルーム

やってきた場所は、十字路の向かいにあるISLAND BREWERYのタップルーム。サウナでととのった身体に、澄み切ったゴールデンエールを流し込めば、完全体のできあがり!

うますぎる…!!

フードメニューに「イカのまるゆで」があるのも壱岐らしいですね。

少し甘めの壱岐の醤油で食べると最高!

こちらは「平山旅館特製のカマの燻製」。壱岐産ブリのカマをじっくり焼き上げた後、サクラのスモークウッドで燻製したという逸品。「魚に合う」がコンセプトのISLAND BREWERYのビールと相性抜群です!

立ち飲みスタイルで、出来立てのクラフトビールを楽しめる。なんと粋な空間でしょうか。

レストラン「蔵呑み処らんぷ」

「そろそろ二軒目に行きますか」ということで、向かいのレストラン「蔵呑み処らんぷ」へ。最初の一杯はISLAND BREWERYから持ち込み可というのも粋なシステムです。

手に持っているのは、期間限定ビール「YUZU CHOCOLATE(ゆずチョコレート)」。カカオと柚子(壱岐産)の香りがしっかり楽しめて美味しかったです!

立派な梁が印象的な店内。築120年の酒蔵をリノベーションしたお洒落な空間です。

壱岐の魚や壱岐牛など地物を使った創作料理が楽しめます。写真を見てお分かりのとおり、めちゃくちゃクオリティ高くて美味い!!

ビールの後は、壱岐伝統の麦焼酎をいただきました。まろやかで飲みやすく、食事がどんどん進みます。

本日が初対面にもかかわらず、サウナ→ビール→レストランという“黄金のトライアングル”のおかげで、すっかり出来がった3人。こんなに楽しい夜になるとは!お付き合いいただきありがとうございました!

島民のおじさま方はタクシーで帰路へ。一方の僕は徒歩5の「LAMP壱岐」の部屋に戻り、ふかふかのベッドで深い眠りについたのでありました。

以上、壱岐島・勝本浦における“夢のフルコース”の実体験レポートでした。本当に全部オススメなので、ぜひ現地で体験してみてください!

さて、次回はいよいよ最終回。ISLAND BREWERYの工房内の様子をご紹介します。お楽しみに!

この記事を書いた人
しま彦

離島ビール倶楽部を運営する、東京在住の離島旅ファンです。島を訪れたら、その島ならではのビールで乾杯したいというごく個人的な欲望から、離島のビールづくりに興味を持つようになりました。本業は観光業で、持続可能な離島観光のあり方を模索中です。

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