以前、当倶楽部でもご紹介させていただきましたが、塩飽諸島・本島(香川県丸亀市)の久福ブルーイング本島では、プレオープン期間中に醸造所内見学を受け付けていました。

 

各回一組限定でじっくり工房見学ができるのは、プレオープン期間中ならではの貴重な機会です。これは行くしかない!!

 

ということで現地に行ってまいりました!(訪問日:2022年11月5日)

 

1歳児を連れている関係で本島には3時間しか滞在できなかったのですが、天気とビールに恵まれて素敵な"ショート島旅"となりました。また、離島×ビールの新たな魅力と可能性に気付けた旅でもありました。これから計3回(前編、中編、後編)に分けて、じっくりとレポートしたいと思います。

 

前編の今回は、本島行きの船の様子や、ブルワリー見学前の島内散策の様子をご紹介します。

 
琴平に前泊しました
本島は、四国側(丸亀)からも、本州側(児島)からも、それぞれ定期船が一日に複数便あり、どちらからでも片道30分程度で渡航できる、比較的アクセスしやすい離島です。
 

今回、僕たちは琴平に前泊し、翌朝に丸亀港から本島へ渡ることにしました。

琴平温泉に浸かって身体を整える…はずが、金刀比羅宮の無限に続く石段を登ったせいで足腰が逝ってしまいました。

 

ちょっとした前座のつもりが想定外の満身創痍に…。夜は、翌日の本島行きの予習をするつもりでしたが早々に熟睡してしまいました。(これが翌朝のトラブルにつながるのでした。)

 

 

丸亀港からフェリーで本島へ

翌朝…。

カーナビの目的地を「丸亀港(本島汽船)」に設定して出発。渋滞も特になく、順調に目的地に到着したのですが、何故かそこは工場地帯のど真ん中…!フェリー乗り場とは全く関係のない場所でした。大幅に時間ロス!

 

皆さまもカーナビの過信は禁物です。本島汽船公式ページで本島行きフェリーの乗り場をちゃんと予習しておくことをおすすめします!

 

焦りましたがギリギリ間に合いました。乗り込んだらすぐに出航!

 

瀬戸大橋とその周辺の島々を右手に眺めながら、フェリーは快走していきます。

 

左手には牛島、そしてその奥に目的地の本島が見えて来ます。

 

ほとんど揺れずに本島に入港!やっぱり瀬戸内海の大型船は快適ですね!

 

アートな空気を感じながら島内散策

この日は瀬戸内国際芸術祭の閉幕前日のため、特にお客さんが多い日だったようです。

 

島内のいろんな場所で芸術作品が鑑賞できたようですが、僕は芸術に全く興味がないので今回は滞在時間が非常に短かったので残念ながらほとんど見れませんでした。

 

ブルワリー見学開始まで1時間弱あるので、ブルワリーとは反対方向を散策してみることに。なんとなく優美でアートな気品が島中に漂っているような印象です。

 

小・中学校の塀にも芸術祭を歓迎する装飾がありました。芸術に興味がない僕でも嬉しい気持ちになります。

 

野生のイノシシの足跡でしょうか。これもアートに見えてくるほど、島中にアートな気品が満ちていました。

 

 

塩飽勤番所跡を見学

港から歩くこと約10分。「塩飽勤番所跡」という島の名物スポットに着きました。

 

本島周辺は潮の流れが速く、腕利きの船乗りが多く育ったことから、戦国時代には塩飽水軍の本拠地がありました。その後も海運で栄え、たくさんの船頭さん(船方衆)がいたそうで、それらを束ねて統治するお役所として、この勤番所が1978年に建てられたそうです。

 

失礼ながら離島らしくない立派な歴史的建造物です。

 

本島が古くから文化的にも栄えていたことが伺えます。島内になんとなく漂う気品の正体は、こうした歴史にヒントがあるのかもしれませんね。

 

ちなみに、塩飽勤番所跡からさらに少し歩くと笠島集落」という国の伝統的建造物群保存地区があります。そちらも江戸・明治の名工が作った素晴らしい建築群らしいので、本島に来たら絶対訪れるべきです!(今回は時間が無く、断腸の思いで諦めました。。)

 

さて、いよいよ久福ブルーイング本島の見学時刻が近づいてきました。次回、詳細をレポートします!お楽しみに!

 

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