前回の記事でご紹介した六島浜醸造所の井関さんが、開業前に小豆島の「まめまめびーる醸造所」で修業していたとお聞きし、思いきって小豆島にも行ってきました!
取り急ぎ、最高のビール体験をレポートします!(訪問日:2019年8月12日)

 

ビールを求めて小豆島を縦断!
六島での興奮が冷めやらぬ中、来ちゃいました小豆島!

 

港の観光案内所でパンフレットをゲット!

かねがね訪れたいと思っていたブルワリーさんなので興奮します!

 

岡山からのフェリーが着くのは土庄港ですが、まめまめびーる醸造所があるのは反対側の坂手港です。

 

小豆島は大きい島なので、とても歩いて行ける距離ではありません。

路線バス(オリーブバス)に乗って移動します。

 

バスに揺られて約1時間。島の反対側の坂手港に着きました!

この先を右に曲がると港があります。

港にも「びーる屋台」が出ているのですが、まず先に醸造所を訪れたいと思います。

醸造所は、ここから山側に5分くらい歩いたところにあります。

 

坂の上の小粋な醸造所!

案内看板(青い看板の上の小さいやつ)に従って進みましょう。

 

途中からは細い路地を進みます。いい雰囲気です。

 

真夏の太陽と坂道は身体に堪えます…。

滝のような汗をかきながら目的地に到着!

 

お邪魔します!

 
お洒落だけど温かみがあって、素敵な店内です。

 

勝手口の方に醸造所があり、ガラス越しに機材を見学することができます。

正真正銘、小豆島で醸造しています!!

 

本日飲めるビールは瓶が並んでいる7種類。(うち5種類はタップから提供)

フードメニューも充実しています。

 

店内カウンターでの立ち飲みすることも、空調の効いた離れで飲むこともできるのですが、せっかくの景色を楽しみたいので庭のテント席で飲むことにします!

 

最高のビールと最高の景色に感動!
この景色を眺めながら、島のビールで乾杯!!(ここは天国ですか?)
しろまめまめ(写真左)は、香川県産小麦「さぬきの夢」とコリアンダーシードに季節の柑橘類を使用した白ビール。とてもすっきりしていて夏にぴったりです!
あかまめまめ(写真右)は、季節の柑橘とカスケードホップを使用したペールエール。甘み、苦み、香ばしさのバランスがいい感じ!
 
ビールのお供に揚げたてのからあげ!最高かよ…。
 
夏の暑さに負けぬよう、どんどん飲みます!
くろまめまめ(写真左)は、コーヒーのように香ばしく、コクのある黒ビールです。小豆島名物の醤油のもろみを使っていると聞いてびっくり。個人的に、真夏の日差しの中で飲んで美味しいと思った黒ビールはこれが初めてです。コクがあるけど飲みやすい!
きんまめまめ(写真右)は、小豆島産の米と米麹を使用したまろやかなビール。お店の説明どおり日本酒を彷彿とさせる独特の「くせ」があるので好き嫌いが分かれるかもしれませんが、何となくホッとする感じがするビールです。
 
ピリ辛のマメコンカン(特製チリコンカン)が、これまた美味しくてビールとよく合うんです。
 
時刻は午後2時。最高に暑くなってきたので、負けずにビール補給を続けます!
IPA(あい・ぴー・えいと)(写真左)は、8種類のホップと季節の柑橘を使ったIPAです。旨味が濃すぎず、みずみずしい感じで、IPAなのに飲み疲れません。美味しい!
いちごの峰子(写真右)は、小豆島のイチゴ「女峰」を贅沢に使用したビール。イチゴらしい爽やかな酸味を最初に感じ、後味にはこれまたイチゴらしい香りと甘みがほのかに広がります。すごく良くできてます。今まで飲んだイチゴを使ったビールの中で一番美味しい!
 
今日はとことん飲みますよ!これが最後の1種類!
おおむぎむぎは、小豆島産の二条大麦を使用したビール。とても香ばしくて、ゴクゴク飲めるビールだった記憶があります。(メモを取らなかったため詳細は失念・・・)
 
ひとつだけ確かな記憶としては、このピリ辛牛スジ煮込みが最高に旨くて、おおむぎむぎとの相性が抜群だったということ。笑
 
最高のビールと、最高の料理と、最高の景色で、解放感MAX!
※写真は僕です。(解放感が高まったので思わず初顔出し)
 
いや~最高でしたね。まさに天国でした…。
危うく本当の天国に行きそうになったので、麦茶で水分補給をしながら港に戻りました。
(みなさんも脱水症状には十分注意してください。)
 
港の屋台で飲むビールも格別です!
坂手港には、まめまめびーるの屋台「きまぐれびーる屋台」が出店中です。
 
ここでついに、まめまめびーる創業者の中田さんにお会いできました!
中田さんはニューヨーク留学中に現地で飲んだビールに衝撃を受けたのがきっかけでビールに興味を持ち、各地のブルワリーを訪れ研究を重ねられたそう。
そんな中、友人の紹介でこの小豆島の地と出会い、惚れ込んで開業を決意。
岡山市の吉備土手下麦酒醸造所で修業した後、2017年春に開業!
勤めていた会社を辞めて妻子とともに大阪から移住するというのは大決断だったと思いますが、中田さんの晴れ晴れとした笑顔からは、この島でのビールづくりを心から楽しんでいらっしゃるのが良く伝わってきました。
 
それではあらためて、3種飲み比べセットをいただきます!
港の近くで飲むビールはまた格別!!
 
最高に美味しかったです!また来ます!!
今回、僕は岡山経由のフェリーで来ましたが、神戸や高松からなら坂手港に着くフェリーがあるので着いてすぐにビールが飲めます。便数もたくさんあるのでぜひ訪れてみてください!
(事前にお店の営業時間フェリーの時刻表を確認することをお勧めします。)
 
離島×ビールの可能性について
先日の六島、そして今回の小豆島を訪れて確信しましたが、やはり「離島×ビール」の可能性はものすごく大きいです!
 
海を見ながら飲むビールは美味しい、という単純な話じゃなくて、島の歴史・風土、自然環境、人間模様(訪れる人・住む人・つくる人・・・)などなど、何層にも織りなされた離島ならではのストーリーがあるんです。
 
そして何より驚いたのは、2つの島のビールとも本当に味が美味しかったこと!!
失礼ながら最初は少し穿ってたのですが、良い意味で予想を裏切られました。
島おこしで地ビールを作ってみた、というレベルでは全くありません。
僕の感想は離島バイアスがかかっている恐れがありますが、鋭敏な味覚を持つオクサン(我が家の海原雄山)も美味いと言っていたので間違いないです。笑
 
話題作りではなく、本当に美味しいビールが離島でもつくれるんだ、ということに勇気付けられました。思い切って訪れてみて本当によかったです!
突然の訪問にもかかわらず温かく迎えてくださった島の皆さまに心より御礼申し上げます。
ありがとうございました!必ずまた飲みに行きます!!
 
※当記事は、以下のウェブページの内容も参考にさせていただきました。
脱サラで実現 夢の小豆島ビールの味(産経新聞 2019年6月26日)

 

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