先週末、神津島Hyuga Breweryさんのビールを飲みに行ってきました!

当ブログで何度もご紹介しているブルワリーさんですが、現地で飲むのは今回が初めて!

盛りだくさんの旅程の中から、今回は「ビール」と「湧水」にテーマを絞ってお送りしたいと思います。

 

 

いざ、冬の神津島へ!

2020年2月7日(金) 21時頃。ここは東京港竹芝埠頭。

 
今回の目的地は神津島(東京都・伊豆諸島)です!

神津島は面積18.24km2、周囲33.3km、人口1,891人(出典:SHIMADAS)の太平洋上の離島。
大型客船でアクセスする場合、他の伊豆諸島の島々(伊豆大島・利島・新島・式根島)を経由して、最後に辿り着くのが神津島です。

 

約12時間の船旅の末に、神津島が見えてきました!

 

夏は観光客で賑わう神津島ですが、冬場に訪れる人はまばらです。

 

船を降りてすぐ目に入ってくる光景がコレ!透明度ヤバい!

泳げなくても、この光景を独り占めできるだけで幸せですね。

冬の神津島はマジでおススメ!

(撮影地:多幸湾)

 

海、山、温泉、料理、すべてが最高!

冬の神津島の魅力については、あらためて別の記事で詳しくご紹介したいと思います。

今回は端的に、一言だけ。

冬の神津島はマジでおススメです!!
 

 

Hyuga Breweryで乾杯!

さて、今回一番のお目当ては「Hyuga Brewery」さんのビール!

 

この日の自家醸造ビールは4種類(4タップ)。

Angie(アンジー)・・・特産品の明日葉を使用した完全オリジナルのライトエール

燈(あかり)・・・焙煎したカラメルモルトを数種類ブレンドしたブラウンエール

向日葵(ひまわり)・・・シャンパンのような透明感が特徴のホワイトエール

冥王の盃(めいおうのさかずき)・・・軽やかでバランスのよいスタウト

 

早速、Angie(アンジー)をいただきましょう。

 

店長がポーズを決めてくれました。笑

これがAngie(アンジー)です!

明日葉という食材は、加工品にすると香りが失せてしまうので、結局、お浸しか天ぷらで食べるのが一番美味しい」というのが定説ですが、唯一の例外はこのAngie(アンジー)です。(※しま彦調べ)

明日葉の香りが活きていて、それがビールの風味とよく合うんです!驚きますよ!

 

民宿で夕食を腹いっぱい食べた直後だったので、食事は控え目に。

写真はペペロン枝豆。満腹でも止まらない美味しさ!

 

民宿で食べた金目鯛の煮付けの甘辛い味の余韻が残っている状態で、今回一番美味しく感じたのはスタウトでした。

その名も冥王の盃(めいおうのさかずき)

クリーミーな泡が見るからに美味しそう!

唇でクリーミーな泡を感じつつ、口の中ではキリっとした爽やかな味わいが広がります。

モカコーヒーみたいな爽やかな酸味が印象的。

濃すぎず、みずみずしく軽やかなので、食事にも良く合いそうです!

 

店内は、女性一人でも飲めるお店、というコンセプトのとおり開放的でお洒落な雰囲気。

店長の桑田さんは、もともと六本木でバーテンダーをしていたらしく、ビール以外にも本格カクテルなど豊富なドリンクメニューが揃っています。

また、フードメニューも充実しており、明日葉ピザや干物パスタなどが好評のようです。

 

夏場、アウトドアを楽しんだ後に、ここで乾杯したら最高でしょうね!

(でも、個人的におすすめなのは、観光客が少ない冬です!)

 

楽しいスタッフの皆さんが、あなたを待っていますよ!

 

 

醸造所内を見学させていただきました!

Hyuga Breweryは、神津島唯一のブルワリーであり、伊豆諸島でただ一つのブルワリーです。(※2020年2月現在)

神津島の湧水を活かしたビールを作りたい、ビールを通して神津島を知ってもらいたい、という想いを原動力に、様々な困難を乗り越えて2017年に誕生しました。

 

酒屋の倉庫を改装したという店内はとても広々しており、エントランスではガラス越しに醸造所内を見学することができます。

 

今回は特別に醸造所内を見学させていただきました。

(注:醸造所内は厳しく衛生管理がなされており、通常は内部の見学を受け付けていません。今回は特別に、事前レクチャーを受けた上で取材を許可いただきました。)

 
これが麦汁を作る大鍋。
400Vの電気で加熱する特殊な鍋です!
 
クラウドファンディングで導入した瓶詰め設備も活躍中でした!

 

ちなみに、醸造タンクは5基あって、同時並行で最大5種類のビールを仕込むことができるそうです。ここから神津島の魅力が詰まったビールが次々に生まれていく想像をすると、ワクワクが止まりませんね!

 

お忙しい中、見学させていただきありがとうございました!

 

ちなみにこの日は、オーナー兼ブルワーの宮川さんは不在でお会いできず。

2月14日(金)・15日(土)に有楽町で開催される「神津島フェア2020」への出店のために東京出張中でした。

 

※2/14追記

神津島フェア@有楽町に行ってきました!

プレミアムアンジーと冥王の盃が飲めますよ!

2/15土まで開催!(イベント詳細はこちら)

 

 

神津島の湧水スポット巡り!

神津島は「水」に恵まれた島

古くから多くの民話が残され「伊豆諸島の水配り伝説」が特に有名です。

「伊豆諸島の水配り伝説」とは昔々、神津島の天上山に伊豆諸島の神々が集まり生命の源である「水」をどのように分配するかを決める会議が行われたというものです。
今でも神津島は古水が豊富に湧き、「多幸湧水」「つづき湧水」の2か所が東京名湧水57選の指定を受けています。(出典:神津島観光協会HP

 

という訳で僕たちも、島内の湧水スポットを巡る小旅行をしてみました!

 

多幸湧水」は、客船の発着場もある多幸湾からほど近い場所にある湧水スポット。豊富な水量に驚かされます!ロケーションも最高!

 
つづき湧水」は、天上山のすそ野の山間にある湧水スポット。細い林道を進む必要があるので、運転には十分注意してください。

 

右が「多幸湧水」、左が「つづき湧水」です!

見た目は…同じです!笑

味の違いは…なんとなく微妙に違う気もしますが表現できません。どちらも美味しいです!

有名なのはこの2か所ですが、この他にも島内の至る所に水が湧く場所があるようで、本当に水に恵まれている島なのです。

神津島の湧水は基本的に軟水ですが、それでも場所によってはビール作りに向く成分のものと、向かないものがあるようで、Hyuga Breweryでは最適な成分の水を厳選して使用しているそうです。

以上、神津島のビールと湧水を辿る旅でした!

神津島の魅力は他にも沢山あるので、後日またご紹介します!お楽しみに!

 

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