グランメゾン東京の最終話、面白かったですね!

尾花ロスの翌朝、僕たちは大三島(おおみしま、愛媛県今治市)にやってきました。(訪問日:2019年12月30日)

 

今回の目的地は「大三島ブリュワリー」さんです!

2018年5月にオープンしたばかりですが、大阪の箕面ビールで修業したご主人が作るビールが美味しいと評判のマイクロブルワリーです。

 

大三島は離島といっても、しなまみ海道が繋がっているのでアクセスは本土並みに便利!

しまなみ海道の美しい車窓を楽しみながら、陸路で快適に訪れることができます。

 

…が、僕は離島旅気分を味わいたいので、広島県竹原市の忠海港からフェリー(大三島フェリー)で渡航することにしました。

フェリーは、途中で“うさぎ島”として有名な大久野島を経由して大三島へ向かいます。

大久野島にも寄ってきたので、また別記事でご紹介しますね(^^)

 

 

短い航海を終えて、大三島の盛(さかり)港に到着しました!

みなさん地元の方のようで、フェリーから降りると自家用車であっという間に走り去っていきました。港に残ったのは僕たちだけ…。

 

ここから大三島ブリュワリーのある宮浦地区までは約8km。歩いて行くにはちょっとしんどい距離です。バスが走っていればいいのですが、盛港のバス停は現役ではなさそう…。(後で聞いた話では、かなり昔に廃止されたそうです。)

 

こういう時は、最終兵器(タクシー)を呼ぶしかないです。

島内で2台しかないというタクシーですが、運良くすぐに配車してもらえました。

親切な運転手さんによる案内付きのドライブで、離島旅気分が再び盛り上がります!

 

車窓から見える小さい島は「ひょうたん島」という無人島です。

人形劇・ひょっこりひょうたん島のモデルとも言われています。(※諸説あります。笑)

 

 

タクシーで、あっという間に宮浦地区に到着!

ここに来たら、まずは大山祇神社に参拝しましょう。

 

大山祇神社は「日本総鎮守」とも称され、国宝や重要文化財も沢山ある、かなりすごい神社みたいです。

この時の僕は、ビールのことで頭がいっぱいで、神社の歴史とか全く頭に入ってきませんでした。何卒お許しください。

追記:翌日あらためて宝物館をじっくり拝観しましたが、国宝や重要文化財の刀剣類、鎧、兜などがたくさん展示されており凄かったです。必ず拝観することをお勧めします!

 

 

さて、参拝も済ませたところで、いよいよビールを飲みに行きましょう!

大山祇神社(写真左)の正面には、車道を挟んで、石畳の参道(写真右)が伸びています。

※ちなみにこの付近にはバス停があり、しまなみ海道経由ならバスで楽々とアクセス可能です。
 

この参道沿いに、お目当ての大三島ブリュワリーがあるようです!

 

懐かしい雰囲気のする参道を進んでいきます。

 

ありました!こちらが大三島ブリュワリーさんです!

古民家をリノベーションしたそうで、とてもお洒落な雰囲気です!

 

店内はゆったりしていて落ち着ける雰囲気。

手前にソファ席、奥には座敷席があります。

 

ビールは4タップ(4種類)から選べます!おつまみ類やソフトドリンクも充実!

 
注文は入口付近のカウンターでします。
プラカップでのテイクアウトも可能です。
 

僕たちは奥の座敷席を選びました。ここからも工房内がよく見えます!

 

ついに!この瞬間のために大三島に来ました!

乾杯しましょう!!

ブロンドエール(写真左)…クセが少なく飲みやすい Alc.5%

ホワイトエール(写真右)…大三島産いよかん使用。フルーティ Alc.4.5%

 

ブロンドエールは、キレとコクのバランスが絶妙!

最初の一杯にも向くし、他のビールを飲んだ後でも物足りなく感じません。

 

ホワイトエールは、伊予柑が爽やかに香りつつ主張し過ぎず、これまた絶妙です!

季節によって、はっさく、ゆず、ライムなども使うそうです。いずれも島内産・無農薬にこだわっています。

 

 

最高のタイミングで豚トロベーコンが登場!熱々の厚切りで超旨い!!!

 

 

これはビールが進みます!3種類目!

はだか麦茶エール…県産はだか麦使用、麦茶のような香ばしさ Alc.5%

 

はだか麦とは大麦の一種で、脱穀すると簡単に穎(エイ―殻粒を包んでいる皮)が取れるのが名前の由来です。愛媛県は日本一のはだか麦の産地だそう。(出典

麦茶のように香ばしくて、みずみずしいビールです。何杯でもイケそう!

 

 

どんどんいきましょう!4種類目です。

カカオブラック…カカオをふんだんに使った濃厚な黒 Alc.7%

 

濃厚なコクの中に、キレとみずみずしさがあり、これまたバランスが絶妙です!

 

 

 

4種類とも全部美味しいビールでした!

作っているのは高橋享平さん(写真右)。
奥さまの尚子さん(写真左)とご夫婦で経営しています。
お二人の移住エピソードについては、尚子さんのブログ「高橋家は小さなビール工場」を見てください。お二人の人柄とビールへの熱意が伝わってきて、ビールがさらに美味しくなりますよ(^^)
 

座敷席から窓越しに、工房内の解説をしていただきました。

 

ビール作りは洗浄と消毒の日々。雑菌が混入しないように徹底した品質管理をしています。

雑菌汚染を防ぐのは基本中の基本。美味しいビールを作るには他にも、原料、酵母、温度、時間/タイミング…など、気が狂いそうなくらい管理すべき項目があります。どれか一つでも不適切だと美味しいビールにはなりません。本当に大変そうな作業で、頭が下がります。
 

大事に作ったビールを、最高に美味しい状態で飲んでもらいたいから、大三島ブリュワリーでは瓶での販売はしていません。

ペットボトルや自前容器(グラウラー等)での量り売りにも対応してくれますが、なるべく大事に運んで早めに飲んでくださいね~

 

本当に美味しかったです!!絶対また来ます!

 

それを飲むために大三島へ旅行する価値のある、美味しいビールと素敵な空間でした!

離島びーる倶楽部が自信をもってお勧めします!

皆さまもぜひ現地に飲みに来てください!

 

大三島は大きい島なので、他にも見どころ満載の島です!

後日、別の記事で、僕たちが見つけた大三島の魅力をご紹介しますね。
そちらもお楽しみに!(^^)

 

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