瀬戸内海に浮かぶ小さな離島・六島にあるマイクロブルワリー「六島浜醸造所」のビール作りに密着取材!
ついに最終回です。今回は六島の冬の景色を中心にご紹介します。
(写真は©岡山観光WEBからお借りしました)
灯台からさらに大石山へと登り、ふもとに降りてきたのは9時過ぎ。ちょうどいい朝のハイキングになりました。
冬の六島の風物詩といえばドラム缶会議ですが、そのすぐ隣ではひじきを干しています。
六島のひじきは、長くてシャキシャキ!
水で戻すだけでサラダでも食べられます。お土産に絶対おすすめです!
あと、六島には猫がたくさん!
六島には優しい人しか存在しないので、人を怖がらず、向こうから近寄ってきます。
猫好きには天国のような場所です!
あっという間に船の出港時刻。
船のデッキから、遠ざかる六島を眺めていました。
六島の人口は70人足らず。高齢化率は61%。(出典:SHIMADAS)
数字だけ見れば、なんだか閉塞感が漂っていそうな過疎の島。
多くの人は、一生に一度も訪れない場所だと思います。
僕のような離島ファンですら、最初訪れるのには勇気が必要でした。
六島浜醸造所がなければ、たぶん一生来なかったかもしれません。
ブルワリーがある、そこでビールが飲める、ということが、どれほど訪問者の心理的ハードルを低くするのか。正確な統計はありませんが、僕の感覚では相当効果があると思いますよ!
やはり最初の一杯を飾るビールは特別な存在です。
島のビールは、島のウェルカムドリンク。
島のビールがあるというだけで、なんだか旅人を受け入れてくれそうな雰囲気がするのです。
この感覚って僕だけでしょうか?
旅人である僕にとって、六島浜醸造所の存在は、自分と六島を繋いでくれた「灯台」のように感じます。
今回も僕を温かく迎え入れてくれた六島浜醸造所の井関さん、そして六島の皆さまに、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました!またすぐ飲みに行きますね!
<後日談(2020/2/5)>
井関さんから一枚の写真が送られてきました。
僕が仕込みに立ち会った「六島麦のはじまり」が無事完成したそうです!
=★過去回もぜひご覧ください★=
六島のビールの魅力に迫る!(全9回シリーズ)
第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回