宮古島のビール旅も今回が最終回!今回は宮古島から橋を使って渡れる4つの島を巡ります!(訪問日:2020年10月24、25日)

※これまでの記事はこちら→第1回第2回第3回第4回

 

 

 

宮古島は離島巡りのボーナスステージ!?
宮古島の周辺にある4つの島々(池間島、来間島、伊良部島、下地島)には橋が架かっており、車で快適に訪れることができます。

普通の観光客なら「宮古島に行ってきたよ!」で終わらせるところですが、離島ファンのしま彦の発想は違います。4島を車で巡り、きっちりと宮古島とは別カウントして自らの渡航島数を稼ぎたいと思います!笑

 
 
伊良部島

まずは伊良部島(いらぶじま)からご紹介します。宮古島マイクロブルワリーのあるトゥリバー地区から伊良部島にかけては、とても長くて立派な橋が架かっています。

 
この伊良部大橋が開通したのは平成27年1月のこと。全長3,540mで、無料で通行できる橋としては国内最長だそうです。
(写真:GIRLY DROP
 
青い空とエメラルドの海の真ん中を走る感覚は、まさに爽快!
伊良部島は、面積29.06km2、人口4,693人。これは東京の伊豆諸島で例えると、面積も人口も新島と式根島を足した規模より一回り大きいです。宮古島のおまけとして語れるレベルの規模ではありません!今度またじっくりと旅に訪れたいと思います。
 
 
下地島

伊良部島の島内を進んでいくと、下地島(しもじしま)へ渡る橋に辿り着きます。

伊良部島と下地島の間には狭い海峡があり、れっきとした別の島なのです。

ここもきっちりとカウントしながら、下地島へ上陸しましょう!(^^)

 
下地島は面積9.68km2、人口76人。もともとは伊良部島の牧場として利用されており、定住がはじまったのは比較的最近(昭和17年)のことだそうです。
平坦な土地にサトウキビ畑が広がる中を車で進んでいきます。
 
下地島には「通り池」という名勝があると聞いてやってきました。整備された駐車場があってありがたいことです。
 
車を降り、木々のトンネルをくぐって通り池に向かいましょう。
 
こちらが通り池です。洞穴で海と通じており、潮の干満によって池の水深も変化します。季節によって違う色に見えるともいわれ、その神秘的な景観は全国的にも珍しく、国指定天然記念物に指定されています。
 
琉球石灰岩の大地が地下で海と通じて鍾乳洞を形成し、それが崩落して出来たのがこの通り池だといわれています。池の周りでは、琉球石灰岩の岩肌を観察することができます。気孔がたくさんあるのが分かりますね。
琉球石灰岩と宮古島のビールの関係は前回の記事で詳しく解説していますので、まだの方はぜひ読んでくださいね!
 
 
池間島
さて、続いては宮古島の北端から池間大橋でつながっている池間島(いけまじま)をご紹介します。
 
池間島は面積2.83km2、人口603人。島の中央部には沖縄県で最大の湿原が広がっており、島全体が鳥獣保護区に指定されています。
かつてはカツオ漁で賑わった漁業の島で、人口密度を緩和するために他の島へ分村移住をするくらいだったといいます。島内には見どころが色々ありますが、大主神社(大主御嶽)をはじめ立入禁止の聖域が多くあるので、看板をよく見て無闇に立ち入らないように注意してください。(どこまで撮影してよいか分からなかったので写真はありません。)
 
ちなみに、池間大橋の宮古島側のふもとには、景色の良い駐車場と広場があるので、休憩がてら立ち寄ってみることをお勧めします。
 
この場所からは大神島(おおがみじま)の島影を臨むことができます。
 
大神島は面積0.24km2、人口28人の小島です。古くから宮古諸島に暮らす人々に「神の島」と崇められ、今なお年間を通して多くの祭祀・祈願が行われている島だといいます。集落エリアを除く島内の大部分は聖域として立ち入りが禁止されているそうで、軽いノリで観光するような場所ではありませんが、地元の方が主催するガイドツアーもあるようなので次回はぜひ訪れてみたいと思います。
 
大神島への崇敬を込めて写真撮影を…。
※来ているTシャツは、宮古島マイクロブルワリーのオリジナルTシャツです(^^)
 
 
来間島

さて最後に、宮古島の南西にある来間島(くりまじま)を巡ります!この島にも、来間大橋という全長1,690mの橋が架かっています。

 
どの海もきれいだったけど、来間大橋から見える海は特にきれいでした!!
 
来間島を訪れたら、竜宮城展望台には絶対に登るべきです。
 
色々な離島で絶景を目にしてきましたが、ここからの眺めは絶景すぎてズルい!笑
 
来間島は単に自然に恵まれているだけではありません。注目すべきは「来間島憲法」です。
 
庭に花を植える、遊歩道を定期的に清掃する、ゴミを投棄しない、などが憲法に定められており、これを住民や来島客が守ることで美しい景観が保たれているのです。
 
展望台の周辺にはセンスの良いカフェや飲食店が集まっています。美しい景色で目に栄養を補給した後は、宮古島産の美味しいフルーツで口も満足させてやりましょう(^^)
 

という訳で、今回の旅のレポートは以上です!

1泊2日の弾丸旅行でしたが、最高の体験の連続で大満足でした!

取材を温かく受け入れていただいた宮古島マイクロブルワリー様には、あらためて御礼申し上げます。これまでのシリーズ記事を読んでない方は、ぜひ読んでみてくださいね!(→第1回第2回第3回第4回

 

※本記事は以下の文献も参考にして書きました。

SHIMADAS(発行元:公益財団法人日本離島センター)

 

<ご注意>

新型コロナウィルスを取り巻く情勢は常に変化しています。
現地に飲みに行く場合は、各自治体HPの新型コロナ関連情報を確認の上、
店舗にも事前確認することをお勧めします。
(宮古島マイクロブルワリーの場合、当面は完全予約制です。) 
また、万全の体調管理と感染対策の励行をお願いします。

 

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