皆さんは、久高島という離島をご存じですか?
 
沖縄本島南部の知念岬の沖合に浮かぶ周囲7.8km、人口206人の小さい島。
この島は、琉球の始祖アマミキョが天から舞い降りて五穀を伝えたとされる聖地であり、沖縄に数ある島々の中でも特別な位置づけの島です。
 
そんな「神の島」である久高島で穫れた麦(ハダカムギ)を使用したクラフトビールがあると聞いたので、自宅に取り寄せてみました。
 
浮島ブルーイング(沖縄県那覇市)さんの6種セット
左から4本目の瓶が、今回の本命の「久高島ヴァイツェン」です。
※ヴァイツェンとは南ドイツ発祥のビアスタイルです。詳しい解説はこちらが分かりやすいです。
 
白く濁って、いかにも美味しそうなヴァイツェンですね!いただきます!
 
一般的にヴァイツェンといえばバナナのようなアロマが特徴的です。
久高島ヴァイツェンの場合もバナナ香がしますが、あくまで上品に、控え目に香ってきます。
清々しく、透明感のあるバナナ香といった感じでしょうか。
 
一口含むと、爽やかな酸味が!
ヨーグルトのように爽やかで透明感のある酸味を感じます。
苦味は非常に少なく、後味には優しい甘味がじんわり広がります。
今まで飲んだことのある、どのヴァイツェンとも違っていて、特別な味わいです。
飲めば飲むほど味わい深く、爽やかで優しい、包容力のあるビールでした!
 
久高島ヴァイツェンの発売は2018年12月だそうです。(出典
浮島ブルーイングは沖縄本島のブルワリーさんですが、詳しくお話を聞いてみたいなぁ~。
 
久高島にもぜひ行ってみたくなりました!!
なんといっても「神の島」なので、島内には立ち入り禁止の聖域も多くあるそうです。
下記公式サイトには、島内でのルールや見どころMAPなどが分かりやすく掲載されているので、熟読してから訪問したいと思います↓

この公式サイト、非常に良く出来ていているのでぜひ見てみてください。

島でのルール」ページには、守るべきルールが明確に書かれていますが、ウェルカム感を損なわないよう優しいトーンになっており、そのバランスが絶妙です。

また、島民の方の顔写真付きメッセージが載っている「島人紹介」ページも素敵です。単なる観光地(場所)としてではなく、そこに暮らす人々にも目が向けば、私たち観光客も自ずと島に調和した行動をしたくなりますよね!

 

美味しいビールのおかげで、島への想いが高まってきました!

いつか必ず久高島に取材に行くぞ~!(^^)

 

※久高島については、以下の文献やセミナーの内容を参考にさせていただきました。

日本の島ガイド SHIMADAS(発行元:公益財団法人日本離島センター)

持続可能な観光について考えるWebフォーラム2021(主催:沖縄県、開催日:令和3年3月10日)

 


<2021/5/1追記>

久高島ヴァイツェン誕生の経緯が詳しく書かれた記事を見つけました。これを読むと、久高島の文化や暮らしに対する深い敬意があったからこそ実現したビールだということが分かります。ぜひ読んでください↓

 

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