今回の旅のメインは大根島醸造所でした(→過去記事 その1その2)が、もう1カ所、必ず立ち寄りたい名所をご紹介します。大根島が誇る日本庭園「由志園」です。

 

大根島醸造所(A)から、車でたったの5分で由志園(B)に到着します。

※大根島醸造所は江島、由志園は大根島という別々の島に立地していますが、両島は堤防道路で繋がっているので車で行き来できます。

 

由志園は、約1万2千坪の日本庭園で、特に4月下旬~5月上旬の牡丹の花が有名です。三万輪の牡丹が池に浮かぶ光景は圧巻です(→参考)。

 

正直、牡丹の時期以外は大したことないんでしょ?と思っていたのですが…全然そんなことないです!スモークミストの演出に入口から大興奮!

 

美しい!涼しい!空気がすがすがしい!

 

スモークが晴れても美しい…!

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すみずみまで完璧に手入れが行き届いています。

 

庭園内には「牡丹の館」という屋内型庭園もあり、年間を通じて牡丹の花が楽しめます。

 

見事な牡丹の花々です。そして冷房が効いていて気持ちいい!

 

全てが計算され尽くされたような庭園空間で、最後まで感動しっぱなしでした!

 

そして、庭園散策を終えた先には最高のカフェ空間が…!!!

 

こんな景色の良いカフェ、他にありますか!?

 

パフェも美味しい!全てのクオリティが高い!

 

とても贅沢な時間を楽しめました。控え目に言って最高です!

 

こんなにも見事な庭園ですが、歴史は意外にも新しく、開園は昭和50年。作ったのは貴族でも大名でもなく、門脇 栄という島の商人だったそうです。

戦中・戦後の島の暮らしはとても貧しいものでした。そのころ、病弱な両親に代わって家計を支えたのが、後に由志園の初代園主となる門脇栄です。
(中略)
昭和30年代に入ると、島の女性たちは牡丹の苗木でいっぱいになった籠を背負い、全国を行商に歩きます。その姿を見ていた栄は、これからの島の発展を考え、「女性たちが行商に出なくても済むよう、全国から観光客が訪れる日本庭園を造ろう」と思いたつのです。

由志園パンフレットより

牡丹の産地という土地柄を活かしつつ、全国レベルの庭園を造るという先見の明と、周囲の反対を押し切って形にした強い意志に、頭が下がります。

 

ちなみに由志園の中には、雲州人参ミュージアムという展示スペースもあります。

日本一低い火山島(→出典)である大根島は、良質な黒土に恵まれ、牡丹や雲州人参(高麗人参)をはじめ、様々な農産物に恵まれた島だそうです。大根島醸造所の「松江安納芋ブラウンエール」が美味しいのは、大根島の肥沃な大地で育った安納芋を使っているからなのでしょうね!

 

ちなみに由志園のお土産コーナーにも、大根島醸造所のクラフトビール(松江安納芋ブラウンエール(左)と、松江いちじくヴァイツェン(右))がありましたよ!

 

という訳で、夏の由志園はおすすめです!

おそらく、春夏秋冬それぞれの魅力が楽しめる庭園だと思います。

バリアフリーで授乳室も整備されているので子連れ旅にもおすすめですよ~!

 

さて、次回は出雲大社編です。

なにやら出雲でも大根島醸造所で作られた特製ビールが売られているらしい、という噂を検証してきました。
めっちゃ美味しいビールだったので、ご期待ください!(^^)

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